2024年秋に米国内科学会(ACP)本部から当院院長に「マスター」という称号を頂けるという通知がありました。米国内科学会のマスターということで、「MACP」(Master of American College of Physicians)という略号が使われます。
マスターという称号は日本の学会にはないものなのでACPの日本支部では「最高栄誉会員」と訳しています。これまで日本人では9名の方が授与されていて、私で10番目になります。授与されているのは大学の名誉教授、学長を務められた方や医療界で大きなお仕事をなさった先生方ばかりなので、開業医の私が頂けるとは思ってもみませんでした。その分驚きましたが、同時に大変な名誉と受け止めています。
「マスター」の授与式が2025年4月3日、ニュー・オーリンズで開催された米国内科学会年次総会の初日の夜に行われ、私も招待されて式に出席して参りました。首には「New Master」と金色の刺繍が入れられたストールを掛けて厳かな音楽と共に入場し壇上にあがります。着席し幾つかのセレモニーの後、新マスターは起立、やがて一人一人の名前が呼ばれ、顔写真がスクリーンに映しだされます。大変感動的な式でした。
授与式の様子
私が使ったストール
名前が呼ばれスクリーンに写真が映し出された瞬間
本部の理事会議長との記念撮影